2011-12-05

パン屋のおつり、フランス人は不思議


去年の話だ。

パリに来て丁度3年になる頃、フランス人の特殊さには「また」のように悩まされた。

水泳のレッスンに行く途中、いつもお世話になっているパン屋さん、「ブーランジャリー」に寄った。レーズンとクリームがぐるぐる巻きになっているペン・オ・ラゼンを頼んだ。1ユーロ20センチーム、あいにくお財布の中には20ユーロ冊しか無い。


「細かいの無いの?」という無愛想な文句に済みませんと誤ってお金を渡した。もしかしたら、と探すとポケットの中にコインが見つかった。「細かいのあります」と小銭を出すと、「もう遅いわよ」とおつりを出された。

しかし、この会話はそこで終わらない。レジを明けて、「ほら、細かいお札が全然ないのよ。となりのお店に行ってもらってこなきゃ行けないじゃない。」ぶつぶつと文句を言い続ける。「だから小銭があるのに、」ともう一度渡そうとしても受け取らない。ここで理解しようとしてはいけない。それはフランス人にしか解らない独特な考え方だからだ。

またしてもフランス人は不思議だな〜と感じる一時だった。

エスカルゴ日記 © All rights reserved

0 件のコメント:

コメントを投稿