去年の話だ。
パリに来て丁度3年になる頃、フランス人の特殊さには「また」のように悩まされた。
水泳のレッスンに行く途中、いつもお世話になっているパン屋さん、「ブーランジャリー」に寄った。レーズンとクリームがぐるぐる巻きになっているペン・オ・ラゼンを頼んだ。1ユーロ20センチーム、あいにくお財布の中には20ユーロ冊しか無い。
「細かいの無いの?」という無愛想な文句に済みませんと誤ってお金を渡した。もしかしたら、と探すとポケットの中にコインが見つかった。「細かいのあります」と小銭を出すと、「もう遅いわよ」とおつりを出された。